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認知症になる人が増加?!認知症による社会的問題と解決案を紹介!

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どうも、まっさんです。

みなさん、認知症と聞くと何をイメージしますか?

  • 忘れっぽくなる
  • ニコニコしている、ぼーっとしている
  • 怖い

なんとなく上記のようなイメージがあるのではないでしょうか?

特に「怖い」については、よくテレビなどメディアにおいて認知症ドライバーによる交通事故のニュースが取り上げられていることから、そういったイメージがあるかもしれません。

しかし、そんな認知症について意外と知られていませんが、上記のようなイメージの他に様々な症状があります。

今記事ではそんな認知症についてご紹介していきます。

意外と知られていない「認知症」について知ろう

年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。

こうした一般的にいわれる「もの忘れ」は脳の老化によるものですが、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。

認知症は、脳の神経細胞の死滅・活動性が低下するために起こる症状や状態の総称をいいます。

そして認知症が進行すると、徐々に理解する能力や判断する力が低下します。

つまり、認知症が進行すると社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

以下は”もの忘れ”と”認知症”の違いの表です

もの忘れ
認知症
原因
脳の生理的な低下
脳の神経の破壊、変性
内容
体験した一部のエピソードを忘れる

※ヒントがあれば思い出せる
体験したこと自体を忘れる

※ヒントがあっても思い出せない
症状の進行
あまり進行はしない
徐々に進行していく
判断力
低下しない
低下する
自覚
あり
なし
日常生活
おおきな支障はない
大きな支障が出てくる

上記のように一見同じように見えますが、細かく見ていくと違います。

  • 大きな違いは「内容」の部分です

もの忘れは体験した一部の内容は忘れますが、内容自体は覚えているということです。

認知症になると体験したこと自体を忘れてしまいます。

認知症の種類は?

認知症は大きく分けると以下の項目があります。

認知症の種類
  • アルツハイマー型認知症(全体の半数)
  • 脳血管型認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症(ピック病)

※アルツハイマー型認知症、脳血管認知症、レビー小体型認知症は3大認知症といわれています。

アルツハイマー型認知症が半数を占め、次いで脳血管型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症となります。

以下は種類別に簡単にまとめた表です。

そのほかにも下記のような認知症もあります。

前頭側頭型認知症
原因
ピック球といわれる異常物質が蓄積、前頭葉・側頭葉が萎縮することで起きる
患者数
少ない
初期症状
身だしなみに無頓着になる、同じ言葉や行動を繰り返す
特徴
失語(言葉の理解・表出がうまくできない )、脱抑制、常同行動(同じ行動をする)、食行動の異常(過食など)、感情の低下
経過
進行はゆっくり
若年性認知症

認知症というと高齢者を想像しますが、若年性認知症は18〜65歳以下で発症する総称です。

若い人も発症するリスクは十分にあります。

また、高齢では女性が認知症を発症しやすいですが、若年性認知症は男性に多く平均40-50代で発症する可能性があります。

若年性認知症が発症する要因は上記の3大認知症(脳血管認知症(40%)、アルツハイマー型認知症(25%)、レビー小体型認知症)、に加えアルコール性認知症という症状も影響しています。

アルコール性認知症とは

長期のアルコールの多量摂取が原因で脳が萎縮するなどの障害が起こり、認知機能の低下などが見られることがあります。さらに、アルコールの多量摂取による慢性的な低栄養などが複合して起こるとされています。アルコールの長期間の断酒によって認知機能が改善する場合があります。

このように、認知症にも様々あります。

さて、ここでチェックしておきたいポイントとしては、


軽度の認知症(MCI)や脳血管性認知症、アルコール性認知症は、生活習慣を見直すことで予防・改善することが可能

まだ軽い認知症状であれば早期に生活習慣に気をつけることで予防・改善できます。

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将来的に認知症になる人は増加していく

本題になりますが、将来的に認知症になる人は増加していきます。

まずは、下記の統計データをご覧ください。

出典:内閣府 高齢社会白書

高齢社会白書によると、65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計について、2012年は認知症高齢者数が462万人で、65歳以上の高齢者の約7人に1人であったのが、2025年には約5人に1人になるとの推計があります。

現時点では自分(知人・家族含む)は大丈夫だろうと思う方が多いかもしれませんが、年々増加していることから認知症は身近な病気となってきています。

認知症高齢者による社会的問題と解決案

認知症を発症し徐々に重症化すると、様々な問題が現れ社会的な問題へと繋がります。

内容としては下記になります。

  • 徘徊
  • ゴミ屋敷化
  • 孤独死
  • 高齢者の虐待や殺人
  • 消費者被害
  • 運転による事故

具体的にどのような問題なのか紹介します。

徘徊

認知症の症状の中に記憶障害があります。

記憶障害をきたすと、体験そのものを忘れてしまう状態になります。

また、現在と過去の記憶が混在してしまい、辻褄の合わない内容をあたかも今現在起きたかのように思い込むようになります。

例えば、過去に友人にあげたバックを「そういえば、お気に入りのバックをどこにおいったっけなぁ・・」とふと思い出したかのようになり、一人で外出したり家の中の棚を探し続けたりとグルグル徘徊します。

外に出ると、見当識障害(場所、日付、時間を忘れる)により、自宅に帰ることができず警察に保護されたり、事故や怪我をするなど起きます。

また、身元が判らないことから身元不明のまま施設や医療機関に長期的に滞在する事例もあります。

地域の住民が中心となって徘徊に対する見守りへの意識が大切です。

GPS機能が付いた徘徊感知器の貸出・利用をするなどのシステムの導入も1つです

ゴミ屋敷化

ゴミ屋敷化も問題となっています。

大きな問題としては火の不始末から大火事になったり、害虫・ネズミの大量発生、異臭を周囲に放つなどあげられます。

これに関しては、「もったいないからとりあえず置いておく」などの性格的な面も影響していますが、認知機能低下により片付けられなくなった(どれから片付ければいいのかわからない)などが影響しています。

また、セルフネグレクトとよばれるものもあります。

セルフネグレクトとは

「自己放任」ともよばれます

周囲が本人を気にして医療や介護サービスを進めても拒んだり、家にゴミを放置したりしたままにするなど、周囲の環境の修正を促したり支援するなどの関わりなどを拒否し生活様式を変えないことです。

要因は様々ですが、認知症や配偶者等の死亡などから喪失感が増幅してしまい無気力に陥る人もいます。

上記のように配偶者を失うことによる無気力や喪失感から周囲との関わりを閉ざしてしまう状態になる前に対応しておくことが必要です。気軽に挨拶できる環境を設定することで相談しやすくなります。

孤独死

地域や家族からも孤立し自宅やアパート内で誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、長期間にわたって放置されるような「孤立死(孤独死)」などの事例もあります。

高齢者の虐待、殺人

認知症者の場合、介護者の予測や考えを超えた行為や行動が多く、対応に振り回され、介護者の身体及び精神的なストレス(介護負担)が高くなることが考えられます。

平成24年度の厚生労働省の調査においても、在宅で要介護認定を受けている被虐待高齢者の約7割の方が認知症自立度2以上の方(日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる)となっています。

また、介護者が献身的に介護を続けていても、認知症の重症化による介護量の増加や老老介護(お互いが高齢)により徐々に疲れが蓄積してしまいます。

介護者の生活の質が低下(不眠や生活にゆとりがなくなり、ゆっくりできない等)したり、先の見えない介護を誰にも相談できず将来を悲観してしまい、高齢者の殺害や無理心中に至るといった悲惨な事案も毎年多く発生しています。

介護を一人で抱え込まないよう介護サービス等を積極的に利用し介護負担を軽減させることが大切です。そのためには、周りの人々の声掛けや見守り、介護サービス等の利用を促していくための情報提供も重要です。相談窓口としては地域包括支援センターなどがあります。

消費者被害

現在でも高齢者を中心に狙った悪質な訪問販売等も増加している中、認知症高齢者は対応・判断能力が低下し、消費者被害に合いやすくなっています。

国民生活センターによると、60歳以上の認知症の人の消費者トラブルに関する相談は、平成25年度には、1万1,499件が寄せられており、年々増加しています。

相談内容は、電話勧誘販売、身分詐称(なりすまし)訪問購入(健康食品の送りつけ商法)や住宅リフォーム工事など多岐にわたります。

トラブルを防ぐためには、家族や周囲の人々による日頃の生活での変化やいつもと様子が違う、知らない怪しい人の出入りがないか見守ることと、気づくことへの意識の向上が大切となってきます。

高齢者自身へはパンフレット等を通して消費者被害やオレオレ詐欺への定期的な注意喚起を進めたり、金銭管理等が十分にできなくなってきた場合には、日常生活自立支援事業や成年後見制度も利用も検討しましょう。

運転による事故

認知症の高齢者に限った話ではないですが、年々交通事故が増加しています。

認知症者の多くが、突発的な事象に対して反応が遅れる(急に飛び出してくる車など)、道に迷い混乱し歩道を走行する、逆走する、運転操作が遅れる・わからなくなるなどが挙げられます。

危険な走行の結果、事故を起こしてしまい、当事者だけでなく幼い子供から大人まで幅広い年齢層において、2次的な被害が増えています。

認知症の早期から本人とともに医療機関や警察等へ相談し運転における危険性と運転の制限や中止、免許返納への理解を深めていく必要があります。もし運転が制限された場合には、他の移動手段を確保をする必要があります。利用できる公共交通機関やサービスなど事前に調べておくと良いです。

認知症への対応は一人で悩まず周囲にも相談・サービス導入の検討も

自宅で療養しご家族が介護者の場合、まずは介護の負担を軽減する必要があります。

「私がなんとかしないと、私が・・私が・・」と、なんでも一人で抱えこまないようにしましょう。

先の見えない介護による不安と介護する労力は心身にとっては非常に重みがあり疲労が蓄積されます。


介護者が2次的に病気(うつ病等)にかかってしまう恐れもありますので、サービス等を利用し身体および精神面の休息をとりましょう。

また、専門機関に相談することも大切で保健センター、地域包括支援センターなどさまざまな窓口で専門家に相談することができます。


自治体や福祉団体などが開催する介護教室に参加したり、youtubeなどでも介護の動画などで専門家から学ぶ方法もあります。

その他、在宅での療養ではホームヘルパーによる訪問介護を利用することで、排泄、入浴などの身体介護、料理、洗濯などの生活援助などのサービスもあり介護負担を軽減することも可能です。

 生活圏の地域にある介護事業所の利用者となって通所し、必要なときは宿泊もできる「小規模多機能型居宅介護」というサービスもあります。


「認知症対応型通所介護」は認知症の65歳以上の要介護者がデイサービスセンターなどを利用できます。


一方、「認知症対応型共同生活介護」なら、グループホームで認知症の人たちが共同生活を送ることができます。

是非、参考にされてみてはいかがでしょうか?

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